イヤイヤ期で夫婦仲が険悪になる4つの理由
子育ては喜びも多い一方で、時には夫婦間の関係に悪影響をもたらすこともあります。
特に子どもがイヤイヤ期を迎える時期は、夫婦仲が険悪になることが多いようです。
1点目の理由は、睡眠不足や疲労です。
なかなか眠ってくれない、夜中に何度も起きるなどで、親は睡眠不足に陥り疲労困憊します。
このような毎日が続くと、集中力や判断力、忍耐力が低下し、感情がうまくコントロールできません。
子どもの行動にすぐに怒ってしまうし、些細なことで夫婦喧嘩になりやすいのは当然のことです。
2点目は、経験不足による不安や焦りです。
イヤイヤ期の子どもは、今まで機嫌が良かったのに突然の感情を爆発させるなど、予測不能な行動の連続です。
親は気を休めることができませんので、夫婦のストレスレベルを高め、時には関係が険悪になる原因ともなり得ます。
特に最初の子どもに対して親はまったくの未経験でストレスが大きいため、夫婦間での衝突が生じやすくなります。
3点目は、育児に対する考え方の違いです。
経験不足ということも関係しますが、お互いの育児スタイルについて意見が合わずに衝突することも多いでしょう。
一方が厳しく、もう一方が甘いといった育児方針の違いが、大きな争いへと発展することも残念ながらありえます。
4点目は、コミュニケーション不足です。
お互いに子育てと仕事で忙しく、自由な時間があれば少しでも体を休めたいのがホンネです。
このため、夫婦間のコミュニケーションはどうしても不足しがちです。
じっくり話し合ってお互いの立場を気持ちを理解し、共通の教育方針を話し合うのも困難でしょう。
お互いが感謝したり励ましたあったりという時間や、気持ちの余裕も失われがちです。
焦らないで!時間が解決してくれるイヤイヤ期
親にとっては試練の時期ともいえるイヤイヤ期ですが、いずれ必ず終わるものであり、時間が解決してくれることが多いものです。
後から振り返ると、かけがえのない宝物となることでしょう。
イヤイヤ期は子どもの成長に欠かせないプロセスですが、この時期は親にとっても成長の絶好のチャンスです。
特に初めてのイヤイヤ期は、親にとっても未知の世界です。
子どもの行動に戸惑ったり、どう対応すればいいのか分からなかったりして不安に感じることが多いかもしれません。
しかし、経験を積むことで親も対応に慣れていきます。
子どもの気持ちに理解を示し、適切な対応を取れるようになります。
また、他の親の体験談を聞いたり育児書を読んだりすることで知識を身につけ、気持ちが楽になることも多いものです。
この時期を乗り越えるために重要なことは、焦らないことです。
子どものペースに寄り添い、焦らずに見守りましょう。
そして、子どもの気持ちに共感し、理解しようと努めることが重要です。
このつらい時期に夫婦が協力して子どもを見守ることで家族の絆が深まり、夫婦関係をより豊かなものできるでしょう。