普通の野菜サラダよりも若干手間はかかりますが、温野菜にすることで野菜独特の酸っぱさなどもなく、冷蔵庫で保存をすることもできて作りおきにも便利です。
私なんかの普通の家庭の主婦ではポテトサラダというととりあえずじゃがいもをゆでて柔らかくしておき、そこに湯がいたニンジンと玉ねぎ、薄く切ったキュウリにゆでたまごなんかを混ぜて最後にマヨネーズであえるくらいのレシピになっています。
ですがプロの料理研究家の書かれた本などを見ると、もうちょっとの工夫が加えられているようなこともあり簡単な料理だからこその奥深さを感じることが出来ます。
誰でも簡単に作れるポテトサラダに加えられるちょっとの工夫について少しまとめてみることにします。
ポテトサラダのキモとなるのはやはり主役のじゃがいもです。
じゃがいもといっても一種類だけではなく、男爵、キタアカリ、メークイン、インカのめざめなどといったものがあります。
一般的には最もポテトサラダに適しているとされるのは男爵です。
スーパーなどでも手に入りやすくてお手頃価格なので、じゃがいもにこだわりがない人も自然にこれを選んでいるかと思います。
他にもキタアカリもポテトサラダに適したイモとされていますが、こちらは中身が男爵よりも黄色がかった見た目になり甘みが少し強くなります。
そのあたりはお好みということになるでしょう。
調理方法としては鍋で水湯でをして柔らかくなったところでざるに上げるということになりますが、このとき皮付きで茹でるか皮をむいてから茹でるかでまたちょっと変わってきます。
手順を楽にしたいという場合や包丁を使いたくないというときには、皮をむかずに茹でてからあとで自然に剥がれるように取る方法があります。
皮付きのままゆでた方が味もおいしくなるというふうに言われています。
ただポテトサラダでは熱いうちに潰して味付けまでをしないといけないので、皮むきに慣れていなくてイモが冷めてしまうというときにはちょっと不向きかもしれませんね。
またポテトサラダの最後の仕上げの味付けをすることになるマヨネーズですが、こちらもちょっとしたコツをするかどうかで仕上がりが変わってきます。
慣れていない人が作ったポテトサラダでは、食卓に出したあとでじゃがいもとあえられたマヨネーズが分離をして油だけが乗っているのをみかけますが、これはあまり温度が高いうちからマヨネーズを入れてしまったために起こる現象です。
じゃがいもの皮むきやマッシュはできるだけ熱が残っているうちに手早く行うことが必要ですが、逆にマヨネーズをあえるときにはしっかり粗熱がとれた状態になってから行うのがコツになります。