立会出産はする?しない?
お産が不安という気持ちは誰がも持っているものです。
一番信頼できる夫に出産のとき一緒にいてもらいたいというのもわかります。
立会出産を希望する女性も多く、陣痛で苦しんでいる時に一緒にいてほしい、出産の喜び、感動を分かち合いたいという女性も多いです。
現状、2人1人以上の夫が立会出産を経験しているといいます。
夫が立ち会ったというのが50%以上、親が立ち会ったというのが10%くらい、その他が5%くらいで誰も立ち会わないのが40%くらいです。
立会出産はつうじょう経腟分娩となり、帝王切開でも立ち会える場合がありますが、通常経腟分娩時に立ち会うことになります。
立会出産のメリットとは
立会出産のメリットとしては、出産する女性が精神的に安心できるという面があります。
特に初産は陣痛が長くなることが多く、経験したことがない痛みが続くので一人で耐えるのはかなりつらいのです。
そんな時、夫、またお母さんに立ち会ってもらうことで不安が少なくなります。
立会を行うことで出産を一緒に乗り越えられたという実感がもてること、これもメリットです。
夫は奥様とは違い、お腹の中で子供を育てているという感覚なく父親になりますが、立会を行うことで命の誕生の壮絶さ、苦しみ、そして感動を得ることができます。
出産という時間を二人で共有することで、信頼関係が深くなるともいわれるのです。
夫が命の誕生、我が子の誕生をその目で見ることで、父親としての気持ちを持ちやすくなるといわれています。
妊娠を経験しない夫は父となる感覚が鈍いのですが、出産を目の前で見ることで父親になったということを痛感でき、子育てに積極的になることもメリットです。
立会出産をするデメリット
立会出産をするデメリットとしては、出産の壮絶さを目の当たりにし、初めて見る奥さんの苦しみの顔がトラウマになってしまう人もいるようです。
立会出産の前に、赤ちゃんが生まれる時の様子など少し理解しておくほうがいいでしょう。
パパたちは出産という大イベントを映像に残したいとはりきりますが、お産をする方としてはそれどころではなく、場合によっては邪魔になってしまうこともあります。
助産師や医師の邪魔にならないように撮影することを考えるべきです。
出産する時には力む時に尿や便が出てしまうことも普通にあることですし、出血する場面を見ることもあります。
奥様としてはそういう姿を見たくないという気持ちもありますし、夫に必死の形相を見られるのは無理と思う女性も多いです。
立会出産をする場合でも、奥様の状態や気持ちに沿ってやむを得ず退室することも考えておくべきでしょう。
夫は寄り添い一緒に頑張ってあげることが大事
立会出産を映像に残すことも重要なことですが、出産を助けるんだという気持ちをもって立会すべきです。
出産は壮絶なので、夫も出産について勉強し、どのような場面になるのか理解しておくことが必要でしょう。
立会出産を快く進めてくれるところもありますし、逆にあまりよく思わない所もあります。
立会出産ができてもビデオ、写真撮影の制限などあるクリニックなどもあるので、必ず前もって聞いておくことが必要です。