結婚、妊娠、出産・・シアワセな時間のはずなのに
女性にとって素敵な男性と出会い結婚し、待望のお子さんに恵まれるというのは人生の中でも最も幸せな瞬間であり、充実した日々になるはずです。
これからシアワセ一杯の家庭を築いていく・・・そんな理想を持っている方も少なくありません。
しかし、理想と現実は全く違い、旦那さんの日々の行動にイラつき、許せなくなり、顔も見たくなくなる・・・最終的に離婚を考える状態になってしまうことも少なくないといいます。
近頃よく聞くようになったこうした状態を産後クライシスのサインという人もいます。
産後クライシスとはどういうことなのか、どうしてこういう状態になってしまうのか、理解しておく方がいいでしょう。
産後クライシスとはどういうことなのか
現代、よく産後クライシスという言葉を聞くようになりましたが、これはどういった状態を指す言葉なのか、これはテレビ番組が作った造語でそれが広まったものです。
クライシスというのは、危機、崩壊などの意味があり、産後クライシスの場合、産後2年ン以内に夫婦間の愛情が一気に著しく冷めてしまう事を表すのだそうです。
実はこの状態が多くなっていることが厚生労働省の行っている母子家庭になった時期という調査報告にも表れていて、離婚した時子供の年齢がいつ下ったのかという調査によると、死別、未婚の母を除くと0歳から2歳が最も多いという結果です。
産後、実に早い段階で離婚となるケースが日本国内で多くなっている、産後クライシスから離婚になるケースが多いということがわかります。
産後クライシスと産後うつとは違うのか?
産後、ママたちの状態が変わってしまうことについては、うつという状態もありますが、産後うつと産後クライシスは違います。
産後うつの場合、妊産婦が精神的な不調状態を表す言葉で、産後クライシスは主産してから2年以内に夫婦間が不仲となってしまう状態を表しています。
この産後クライシス状態となってもその後、夫婦間でしっかり立ち直る事が出来たケースもあります。
しかし10年以上もその状態を引きずったままという夫婦もいて、長期化するか、離婚するか、いずれにしてもいい状態ではないといえます。
産後クライシスかもしれないと思ったら、早めに夫婦間でお互いをしっかり理解し、その状態を良好な状態に変えていく努力も必要でしょう。
実際にどのような状態になるのか
産後クライシスとなるとどのような状態になってしまうのか、これには個人差があり産後クライシスになったみなさんがこのような状態と限りませんが、感情の起伏が今までとは違い激しくなったり、だるくて動けない状態になる、また夫に対してだけ、イライラ、嫌悪感を持つなどがあるようです。
あれ?いつもと違う反応だなと思ったら、産後クライシスかもしれないと考えて、対策を練る必要があります。
産後クライシスどうやって乗り越える?
まず実家に頼り、奥様がゆったりできる環境を整え育児に慣れるまで暫くアドバイスしてもらうという事も必要でしょう。
実家に行くことでリラックスし気持ちよく過ごせるようになりますし、夫の悪い面ばかりではなく自分もおかしい面があると気が付くかもしれません。
また夫とのコミュニケーションをしっかり取るという事が重要です。
このクライシス状態になる原因にはホルモンバランスの変化などが挙げられていますが、夫が育児に積極的ではない、何もしない癖に意見するなどから次第に夫へ嫌悪感を持つようになる場合もあります。
よき理解者、常に味方となるはずの人が理解してくれない、味方になってくれないという状態ではどうしようもありません。
産後はママも疲労しきっていますので、育児を積極的に手伝うほか、「ありがとう」「大丈夫?」「ママが大好きだよ」と声をかけることも重要です。