兄弟での子育てでは気をつけることがいろいろある
兄弟を育てるとなると、そこで色々なことが気になるものです。
どれだけ両親が仲良く育って欲しいと思っても喧嘩をすることも沢山あります。
そして、自分たちがいなくなってからも仲良く助け合って欲しいという願いを持っているにもかかわらずそのような日が来るのかと不安になるような場面も沢山あり、子育ての間違いを不安に思う人も多いものです。
また、子育てをしている中で兄弟というのは同じ両親から生まれたのに全く違うことが沢山あります。
頭の中では別々の人間だから当然だと思うものの、実際に全く違う様子を目の当たりにしたら、なぜ?とためらうことも多いです。
このように一人にとっては当然であることも片方にとっては当然でないことも多く、子育てをしていて正しい対処がうまくできるよう、日々色々なことに気をつけておく必要があります。
そこで、ここでは兄弟育児の中で気をつけるべきことを紹介していきます。
日頃の子育ての中で自分がしてしまっていないか振り返りながら読んで参考にしてみましょう。
兄弟間での比較をしない
最も重要なポイントとなるのが兄弟での比較をしないことです。
兄弟であると言っても別々の人間ですから、違うことを思い考え行動するのは当然であり、同じ行動をする方がありえません。
それなのに、無意識のうちに「お兄ちゃんはこうだった」とか「弟はこれができる」というようなことを言ってしまっていることがあります。
兄弟では年も違いますし、適性も個性も、能力も全てが異なります。
そこで、全く別人であるということを理解することと、注意をするときに比較対象に兄弟を出すことは絶対に避けましょう。
それと同時に、お兄ちゃんやお姉ちゃんに「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」という役割を負わせないことも重要です。
それぞれの個性を尊重するためにも、お兄ちゃんやお姉ちゃんという呼び方は避けましょう。
ただ、上の子であるプライドを育てることは重要なことでもあります。
呼び名ではなく、振る舞いを褒めることで上の子である誇りを育てていきましょう。
兄弟喧嘩の仲裁
兄弟喧嘩の際、大人にはどうしても善悪をはっきりする傾向があります。
確かに、悪いことについては悪いと伝え、叱る必要があるのですが、平等に接することができていないケースがあり注意が必要です。
喧嘩の原因というのは多くが些細なものです。
大人からすればそんなことくらいと思ったり、それくらいなら我慢すればいいのにと思ったりすることも沢山あります。
そのような感覚が出て来ると、無意識のうちに大人である上の子を咎めていたり下の子を庇ったりしがちです。
このようなことが出て来ると、特に上の子は自分が認められていないと感じたり不平等を感じたりします。
この経験というのは個性を潰されているように思うこともあり、自己効力を失ったり頑張れなかったりすることの原因になることもあり注意が必要です