育児の悩みは尽きない
子育ての中で悩みというのは尽きることがありません。
子供によって同じことでも感じ方が違うために兄弟でも対応の仕方が異なりますし、子供自身も感じ方が異なります。
それでいて、勉強のように正解がすぐにわかるものではないために、親もそれが正しかったのか悩むことが多いのです。
後から時間が経って正解であったかということや、逆に正解は他の対応であったと後悔することもあります。
時間は元には戻せないですから、少しでも後悔をしないためにその時にいっぱい悩んでベストだと思える答えを導き出すことが重要です。
川の字で寝るのは良いことなのか
子育て中は他の人から大したことないと思われることであっても当事者たちは必死に悩む場面が沢山あります。
例えば子供といつまで一緒に寝るのかというのはそのような悩みの一つです。
実際に、子供との寝方というのや将来の子供の発達や親子関係にも影響があるという研究結果もあります。
そのようなことを聞くとどのような基準でいつのタイミングで一緒に寝るのをやめるべきなのか正解を出すのに苦悩してしまいがちです。
また、これは外国と日本との文化の違いもあります。
日本では添い寝の文化があり、小さい子と親とが隣で寝ることは当然のことであり全くおかしいことではありません。
しかし、外国では小さいうちから一人で寝かせるのが当然であり、子供部屋に一人で寝かせるというところもあります。
このような国による対応が異なることで、自分の選択が正しいのかということを悩むこともあるのです。
小さいうちは添い寝をしよう
子供と親との信頼関係を築くのに、添い寝はとても良いものです。
皮膚の接触や寝息、匂いが伝わる距離感というのはいつまでもお互いに続けられるものではありません。
子供が甘えてきてくれることも、子供とくっつくことがスキンシップとして有効とされることも、時期に限りがあるのです。
ですからくっついて過ごせる時期はくっついて過ごしてもなんら問題ないですし、その時間を大切にしましょう。
また、このような添い寝をして近くで過ごすことは子供にとって愛されているという安心感を得ます。
この幼少期の安心感は自分に自信を持つことにもとても大事なものですし、能力を伸ばすためにも必要なものです。
自分はできるのだ、能力があるんだと思える自己効力を持てないと自分に自信が持てず何事にも全力で取り組めなくなってしまいます。
添い寝というのは子供に愛していることを伝える手段の一つにもなるので、ぜひ4歳くらいまでは積極的に一緒に寝るようにしましょう。
欧米式のように別室で寝かせなければならないのではと不安になる人も多いです。
しかし、欧米は日本とは習慣も文化も価値観も異なります。
ですから、日本には古くから伝わる添い寝文化を重要視して不安になる必要はないのです。
もちろん、別室で寝かせる教育方針も間違っていません。
家庭には、家庭の数だけ育児方法があっていいのです。