お互いのことをどれだけ気にかけていますか?
つい先日夫婦間の悩みを相談するサイトを見ていたら、「夫が自分の話を聞いてくれない」といった内容のものがありました。
なんでもお互いに仕事をしている夫婦で、夫は自分の愚痴は平気でこぼすくせに妻である自分がちょっとでも仕事の不満を口にすると「そのくらいのことで悩むな」といったようなことを言われるということでした。
これは私達夫婦でも経験したことがあるもので、自分の悩みというのはとても大きいけれども自分以外の人の悩みは取るに足らないものだとつい考えてしまうためのことだと思います。
特に自分が悩んでいる時には余裕がないので夫といえど他の人の悩みまで抱え込むことができずについ冷たい対応をしてしまいそうになります。
私達の場合には最初に夫が全く私の悩みに興味も関心も示してくれなかったときにそのことを正直に伝えたことでなんとか事なきを得ました。
ですがその時以来例え夫婦といえども自分のことばかりを優先していてはいけないんだなということを覚えることができました。
病気の時に問われる相手への気遣い
もう一つ他の夫婦間の悩みとしてどこかで読んだのが、夫側の相談として「子供が風邪をひくととても心配をするのに、自分が病気になってもほとんど気にかけない」といった内容のものです。
反対に妻側が病気になったときに「自分のことは気にしないでいいから」と言って全く看病をしてくれなかったという夫の話も聞いたことがあります。
普段健康なときにはある程度何を言っても許してもらえるといった甘えもあるのですが、一旦病気となると普段してくれている家事ができなくなるのでそのあたりで諍いのもとができてしまいます。
ですが例え軽い病気であっても健康が損なわれてしまうと気弱になってくるものです。
そうした時に例えちょっとした言葉ひとつでも相手を気遣う言葉があると相手への感謝の気持ちが違ってきます。
お互いに病気になったときにどういった態度をとるかということはそのまま相手への気遣いの気持ちを示すものなので、ぜひ多くの夫婦には病気のときこそ優しくしてあげることをすすめたいです。
家事の分担をするときもお互いの意見を聞いて
うちの夫は結婚当初か家事に協力的で、お互いに分担をして家事をしていくということを当たり前に受け入れてくれました。
ですが仕事が忙しい時期になったり体調が悪くなった時には思うように家事をすることができなくなります。
それと掃除や皿洗いなんかではそれぞれが「このくらいでいいかな」という基準が違ってくるので、終わったあともなんとなく汚れているようで自分でやり直しをしたくなってしまいます。
結婚をしたばかりの頃はそうした認識の違いが気になってたびたびケンカにもなっていましたが、少しずつ話し合いを重ねていく中でお互いのことを思いやることができるようになってきました。
このあたりの認識は何十年一緒に過ごしても意識を統一することができなかったり、何度もケンカをしてしまうということもあると思います。
ですがお互いの気遣いは諦めてしまったらそこですれ違いが一生解消することができなくなってしまうので、きちんとお互い納得できるまで話し合うということを大事にしてもらいたいです。