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ユーモアを育てる

子供は面白い大人が大好き

子供に好かれる人と好かれにくい人っていますよね。

子供を連れてイベントなんかに行ったりすると、そこに登場するお笑い芸人の人やアイドルに子供の心を鷲掴みにされてしまいます。

保育士さんなんかでも面白いことを言ったりやったりしてくれる先生には子供からの人気が高くなります。

私達大人も自然と面白いことを言ってくれたりする人に好感を抱くものですが、子供の場合はもっと単純
で自分を楽しませてくれる人にはすぐに心を許します。

一緒にテレビなんかを見ていても子供向けの一発芸をするお笑い芸人さんというのは子供のファンが多かったりしますが、子供というのはかなりユーモアのセンスに敏感であると言えます。

実はそんな子供のユーモアのセンスというのは子供時代が終わってからもかなり影響力があって、子供時代にたくさんのユーモアに触れることができた子供は大人になってからもユーモアをよく理解できるようになると言われます。

ユーモアのセンスはそのままコミュニケーション能力につながっていきますので、早期教育のつもりでできるだけ沢山笑わせてあげたいですね。

笑顏を自分から見せるようにする

子供というのは感受性が豊かで、自分の感情を大人よりもずっと素直に表現してきます。

そのため周囲に笑顏を多く見せてくれる人がいると子供も多くの笑顏を見せるようになります。

逆に言うと子供の周りに笑顏がないまま成長をしていってしまうと、子供の表情から笑顏が消えていってしまい、感情表現の乏しい大人になっていってしまう可能性が高くなります。

もちろんユーモアのセンスやコミュニケーション能力というのは生まれつきの資質というものがありますので一概に親のせいで子供の性格が変わってしまうというわけではないのですが、それでも幼少期の環境がその後の心理面に大きな影響があるということは確実に言えます。

子供の時期は親の気持ちを察する能力が高い反面で、自分の中にどんな感情があってそれをどう表現すればいいのかということがよくわかりません。

ですので周囲にいる大人としては大げさすぎるんじゃないかと思うくらいの態度で子供に接するということがよいと言えます。

嬉しいときは「うれしいね」、面白いものを見たら「楽しいね」といった確認のように感情を教えてあげるというのも効果的です。

特に幼い時にはプラスの感情を子供が押し殺さないように伸ばしてあげるということが大事になります。

余談ですが癇癪を起こしたりわがままを言ったりすることも子供にはよくあることですが、そうした感情も最初から無理やり押し込めるようなことはせず、表現方法自体を否定しない形で妥協点を見つけていくようにする方がよいです。

怒ったあとにはユーモアで仲直り

ユーモアというのは場を和ませる役割もあるので、子供との関係を良好にしていくためにも重要です。

大人同士であっても時々深刻なケンカをしてしまうということもあるわけですが、そこでお互いにその時にぶつけたマイナスの感情を引きずったままではずっと関係が悪化したままになってしまいます。

しかしケンカをしたあとでもちょっとしたユーモアのある一言をかけることで、小さな笑いが生まれてそれがきっかけとなって仲直りができます。

子育てをしているときにはよく子供に厳しい言葉をかけたり、強く叱ったりすることがありますが、そこで十分に反省をさせたらすぐにユーモアのある笑顏で仲直りの気持ちを示せばそこでお互いの気持ちをつなぎなおすことができます。

ユーモアのセンスはそのまま生きるチカラにつながっていくので、ぜひ毎日の生活に笑顏をなくさないようにしていきましょう。